2005年も残り少しとなりました。
ご来店いただきましたお客様、 ならびに当店ブログをお読みいただきましたお客様、どうもありがとうございました。
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今月のTITLeは『完全無欠のミステリー!全280冊』という特集です。
恩田陸のかなり強烈な序文から始まり、ミステリー作家、書評家、 書店員などミステリーを愛する方々のミステリーへの熱い思いが満載です。この特集で一番面白いのは古今東西名探偵50人分析! 例えばー金田一耕介はたくさん人が死んだ後で事件を解決するーなどなど。見開き2ページの小特集ですが読み応えありです。
さてさて私の今年のベストミステリーは『犬はどこだ』『魔王』『インディゴの夜』『天使のナイフ』『震度0』いったところでしょうか。 オールタイムベストは秘密です。
『天使のナイフ』: 薬丸岳(講談社)
今年の江戸川乱歩賞の受賞作です。
少年犯罪という重いテーマを扱ったミステリーです。加害少年と犯罪被害者の接点は少年を襲う殺人事件だった! 犯罪被害者は傷口の埋まらない過去を背負いながら事件に向き合い、やがて驚きの真相に直面します。
結末はこのあたりに落ちるかな、と思っていたら思いもよらないところに結末が落ちてかなり驚きです。
年末恒例の『このミステリーがすごい!』のシーズンです。
ランキング自体は本誌を買って読んでいただくとして、
残念ながらベスト10に入らなかったけど今年面白かったミステリーをご紹介します。
雑談から始まったストリート系の男の子を集めたホストクラブを舞台に起こる事件の数々を女性オーナー、 謎の店長が解決していく連作ミステリーです。ドラマなんかにしたらかなり面白いんじゃないかなと思います。 本書がデビュー作ですがそうとは思えないほど小気味いい書き方をしているのでスカッと読めます。
石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』シリーズが好きならきっと好きになります。
かの有名なミステリー『九マイルは遠すぎる』にひっかけたタイトルの表題作『九杯目には早すぎる』 (8作目に入っているところをみると9作目、も含んだタイトルのようです)を含んだ短篇&ショートショート集です。 星新一のショートショートのような軽い語り口ながら、かなりブラックなミステリーに仕上がっています。 各作品とも最後に参考書籍が載ってますので本書を読み終わった後にはぜひそちらもご堪能下さい。
私は『九マイルは遠すぎる』を読もうと思います。
『九杯目は早すぎる』: 蒼井上鷹(双葉社)
『九マイルは遠すぎる』:ハリイ・ ケメルマン(早川書房)
直木賞の候補作にもなった『となり町戦争』
で日常と非日常の接点をSFでもなくミステリーでもなく淡々と書いた三崎亜記の新作登場です。
これも短篇集でして、のっけから設定がトンデます。『2階扉』ってなんですか?トマソンですか? とついつい突っ込みたくなるのを堪えて読み始めてください。日常の中に組み込まれた非日常の世界に引き込まれます。
『バスジャック』: 三崎亜記(集英社)
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