といっても当然社長ではなく、作家さんのお名前です。この盛田隆二さんの著作でお薦めしたいのが『夜の果てまで』(角川文庫)。北大の卒業間近の大学生が家庭教師先の人妻と恋に落ちて駆け落ちして失踪するまでの1年間を描いた小説です。特に変わった筋立てというわけはないのですが、読み進めていくとまるで水の中でもがいているかのような息苦しさを感じます。アプアプもがきながらも進まざるをえない、子どものような情熱を帯びた2人の恋。夜の果てまで進んだ先にはなにがあるというのでしょうか?普通の恋愛小説に飽きたらゼヒ読んでください。(S)
角川書店:ISBN: 4043743017:780円
